新緑に目を奪われる季節となりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。弊社は先月末に住み慣れた甲府駅北口の事務所を離れ、丸の内に拠点を移しました。より広い空間で従業員も増え、身が引き締まる思いです。これまで以上に皆さまのお力になれるよう精進したいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
さて、今回は熱中症についてお話ししたいと思います。いよいよ気温が高くなり、熱中症が気になる季節になりましたね。日本気象協会によると、5月は熱中症のリスクが高まるタイミングだそうです。体が暑さに慣れることを「暑熱順化」と言いますが、5月の暑い日、特に最高気温が25℃以上の夏日や30℃以上の真夏日は暑熱順化ができず熱中症になりやすいそうです。屋外・屋内を問わず、気温を確認しながら、水分補給や休憩の声かけをするようにしてくださいね。暑熱順化をスムーズに進めるためには、30分のウォーキングやサイクリング、2日に1度の入浴が推奨されています。詳しくは日本気象協会『熱中症ゼロへ』HPをご覧下さい。 https://www.netsuzero.jp/
熱中症と言えば、来月1日に施行される「労働安全衛生規則の一部を改正する省令(令和7年厚生労働省令第57号)」において、熱中症対策に関する規定が新設されます。簡単に説明すると、来月以降は、暑い場所での連続した作業を指示する際は、熱中症の症状が出た人が報告できる体制を整え、体制が整備されている旨を周知すること。また、熱中症の悪化を防止するためにできる措置の内容(作業の中断、身体の冷却、医師の診察や処置など)や実施する手順を定めて周知することが義務化されます。屋外での作業を伴う業種ではこれまでも熱中症に高い意識を持って取り組んでこられたと思いますが、省令の施行を機に、さらなる対策をお願いします。
アパレル企業の三陽商会は、季節を春夏秋冬の「四季」ではなく、春、初夏・盛夏、猛暑、秋、冬、の「五季」と捉え、商品展開スケジュールで販売しているそうです。猛暑がひとつの季節になることは受け入れがたくもありますが、最高気温が40℃を超えることが当たり前になる可能性が高いと言われている現状を考えると、適応していくしかなさそうです。「労働安全衛生規則の一部を改正する省令」についてさらに詳しく知りたい方は、いつでもご相談ください。 https://www.kanpo.go.jp/20250415/20250415h01445/20250415h014450002f.htm